【時間に追われる大人】になってしまった今だから読みたい『モモ』 ミヒャエル・エンデ

久しぶりに子供たちと一緒に図書館へ

こんな本を見つけました。
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『モモ』 ミヒャエル・エンデ

読んだことある人多いと思います。

この本多分子供より大人の方が分かるような気がします

時間というものに縛られ、お金という価値観念に縛られ、人生自体をそれらに操られているような気がしながらも、そうせざるを得ないという状況が出来上がってしまっている私自身。

本の中でこんな文章がありました。

"時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのな にかをケチケチしているということには、だれひとり気がつ いていないようでした。 じぶんたちの生活が日ごとにまずし くなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっている ことを、だれひとり認めようとはしませんでした。 でも、それをはっきり感じはじめていたのは、子どもたち でした。というのは、子どもと遊んでくれる時間のあるおと が、もうひとりもいなくなってしまったからです。

けれど、時間とはすなわち生活なのです。 そして生活とは、 人間の心の中にあるものなのです。

人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、 なくなってしまうのです。"

自分自身を振り返った時に私は時間をケチケチして生きてないかなと考えさせられました。

子供たちに寂しい思いをさせてないかなと。

少し自分の時間について考える必要があるかなと思った一日になりました。


本のあらすじ

第一部 モモとその友だち
この街にある日から貧しくとも友人の話に耳を傾け、その人に自信をとりもどさせてくれる不思議な力を持つ少女モモが現れる。

第二部 灰色の男たち
ある日から、この街は、「時間貯蓄銀行」と称する人々から盗んだ時間によって生きる灰色の男たちによって人々から時間が盗まれてしまう。「時間貯蓄銀行」を名乗る灰色の男達は、「時間を貯蓄すれば命が倍になる」と偽り、人々から時間を奪う。物語は例として、床屋のフージー氏について書かれている。モモとその友だちは、この時間貯蓄銀行によって大人に余裕がなくなっていることに気づき対策をうつ。しかし、当の大人は、気づきもせず失敗に終わる。

その魔の手がついにモモにまで及ぶ。モモをターゲットとした「BLW/553/c」は、モモの「時間泥棒も愛されている」という言葉に自失し、時間泥棒の秘密を話してしまう。組織は、「BLW/553/c」を裏切り者として裁判にかけ反逆罪により死刑を宣告。彼は煙のように消される。この裁判の様子をひそかに聞いていた、ベッポじいさんは、モモに危険が迫っていることを理解する。

その頃モモは、カメのカシオペアにつられ大都会の方向に歩き始める。やがてモモは、時間の国につき、この部は終わる。

第三部 〈時間の花〉
この部は、物語の最後の部であり、一気に物語は進む。 モモは、時間の国につき、マイスター·ホラに出会う。モモはホラになぞなぞを出され正解を出す。また、カメのカシオペアについても説明される。さらに、マイスター·ホラによって時間の花も見てモモは感動する。その後、モモは一度街へ戻る。しかし、そこはモモが時間の国に行ってから1年が経過しており時間貯蓄銀行の犯行は子どもたちにまで襲っていた。元の世界に戻すためにモモはもう一度マイスター·ホラのもとへ行くことを試みる。最後にモモは盗まれた時間を解放する。

引用元 Wikipedia





↓脱衣場が寒くてこれ買っちゃいました。